【盂蘭盆会報告】2016/8/14 ABCボドゲ会 福岡市立新東市民センター
2016/8/14 東区千早に最近完成した福岡市新東市民センターにてABC盂蘭盆会ボドゲ会を開催してきました。
さすがの新築で外装も内装もピッカピカ
今回の会場は二階の第一第二和室
廊下というか部屋と部屋との間の空間が無駄に広いんで判りにくいですがここから入って…
中はこんな感じでした
障子を開けると開放感がありますが、外からは丸見えで少々小っ恥ずかしい感じでした。
まあゲームが始まったら気にしないんですけどね。
で、今回集まったのはとあるゲームをプレイするためなんですが…
舞台は19世紀末〜20世紀初頭、プレイヤーは英仏独露日米伊を担当し世界の覇権をかけて植民地争奪戦を繰り広げる…
マルチゲームの名作“パックスブリタニカ”です。
今回はプレイヤー人数が6名だったので前述からイタリアを除いた
・イギリス様(10)
・フランス(7)
・ドイツ(5)
・ロシア(4)
・日本(3)
・アメリカ(2.5)
の6ヶ国でプレイ。
ゲームの流れとして、プレイヤー操る列強各国は資金を元手に各地の中小国家に対して影響力を高めていき、そうした植民地から得た資金でさらに領域を拡大していき資金力を増やしていきます。
当然、中盤以降は各国間の利害対立が顕在化するため中々思い通りには進まなくなりますが、このゲームで開戦するためには「ウチの縄張りに踏み込んだ!」と言った“宣戦理由”が必要なため容易に戦争を行えません。そのため、問題発生時にはまず「交渉」を行うことになります。これがこのゲームのキモになります。
文明国はおいそれと野蛮な事はできねえって事ですね。
上が今回のゲームにて当事国間での交渉の後に締結された「条約」 の一部となります。次にやるときは専用の紙を用意して「らしく」したいと思ってます。
ちなみにこのゲームでは各国の規模にかなりの差がありまして、ぶっちゃけ「イギリス様」が圧倒的な強さを誇っています。「パックスブリタニカ(イギリスによる平和な)」は伊達じゃない。
ただ、それだとゲームとして成り立たないので最終的な勝利点を計算する際の修正として各国に「VP修正値」ってのが設定されてます。
ゲーム終了時に計算した勝利点をこの「VP修正値」で割った数値が最終的な勝利点となります。
前述の()内の数値がこの修正値となるんですが、イギリス様は圧倒的な初期勢力の代わりにこの修正値が高く、逆に植民地争奪戦に絡みにくい日米は低く設定されてます。
「イギリス様vsその他」が普通に成り立つ戦力差なのでこの位のハンデは必要かと…
今回のプレイでもお船をたくさん浮かべて威圧しまくってましたしね。
展開は割愛しますが
「アフリカでの利害対立のためイギリス様に文句を言うも欧州各国の同意が得られず泣き寝入りするフランス」
「直後、似たような状況に陥ったため共同してイギリス様に抵抗しようとフランスに持ちかけるも“さっき俺の話蹴ったくせに!”と拒否られるドイツ」
「西は欧州各国、東は日本と清朝、南は中東とイギリス様に塞がれ方策を決めかねるロシア」
「清朝に内乱が発生しないと進出できないためイベントを待ちつつ弱小国家に浸透する日本」
「太平洋大西洋のお陰で他国と絡みづらくひたすら南北アメリカ大陸経営に勤しむアメリカ」
を寄せ付けず、イギリス様が最終勝利点415点を挙げ勝利点。
ちなみに2位の日本が最終勝利点379点。修正前勝利点で換算すると約3000点の差となります。イギリス様パネェっス…
こんな感じで昼前から始まり20時ころに終了したパックスブリタニカ卓ですが、当日は他にも卓が立っておりまして、そちらではカタンやドミニオンがプレイされておりました。
今回は定例会とは別枠で主宰のやりたいゲームという事で参加諸兄のご協力の元でパックスブリタニカをプレイしてみましたが、まだまだやりてぇゲームが溜まってますんで、定例会のない奇数月を中心に適当に開いていきますんで、宜しゅうお願いしやす〜